2020年12月20日日曜日
Hardy reproduction reels(その5)Perfect special model spit fire
2020年12月12日土曜日
Hardy reproduction reels(その4)1902 Wide Spool Perfect - Trout Reel
ハーディ復刻版リール紹介の4回目は、1902 ワイド・スプール・パーフェクト・トラウト・リールを紹介します。
2020年11月28日土曜日
Hardy reproducuton reels(その2)Bougle
2020年10月10日土曜日
Hardy reproduction reels(その1)
前回紹介したセント・ジョージ3インチも、ハーディの往年の銘機の限定復刻版ですが、1998年にハーディ125周年を記念して発売されたブラスパーフェクトを皮切りに、2003年にかけて当時のハウス・オブ・ハーディ社から毎年のように限定復刻版が発売されました。
当時私は独身であったこともあり、これらのリールの多くを購入しましたが、重量が重すぎる、あるいは右巻き専用であるといった原因で、一度も使用することがなく、セント・ジョージ1台を残して手放してしまいました。そのため、これから数回に渡って紹介するリールは、私のお気に入りに成り得なかったリールではありますが、これらのリールも150年近い歴史を誇るハーディの歴史の一部ですし、記録としてブログに残しておきたいと思います。
以前ブログで紹介したシルバー・マーキスやマーキス・シルバーリム、DXフェザーウェイトも、上記の年代に限定発売された復刻版でしたが、マーキスやフェザーウェイトは当時現役で発売されていたリールでしたので、これから紹介するリールは、往年のモデルの復刻版に限らせていただきます。
1998年から2003年にかけて日本で正規輸入された限定復刻版を古い順に記載すると以下のようになります。
<1998年>
・125周年記念 ブラスパーフェクト
・125周年記念 ボーグル
<1999年>
・セント・ジョージJr
<2001年>
・カスカペディア 4/0
・ブランズウィック・カスカペディア 1/0
<2002年>
・1912 ワイドスプール・パーフェクト スピットファイアー・サーモン
・1902 ワイドスプール・パーフェクト トラウト
<2003年>
・パーフェクト・スペシャルモデル スピットファイアー
・セント・ジョージJr.
これらのリールが発売された1990年代の終わりから2000年代の初めにかけては、ちょうどハーディの転換期にあたり、ハーディがラージ・アーバーのモダンなニューモデルのリールを発売し始めた頃でした。それと並行して、往年の名機を現代に蘇らせることによって、歴史あるハーディのブランド力の強化を図ったものと想像されます。
次回からは、上記のうち私がかつて所有してリールを発売年代の古い順に紹介していきたいと思います。
2020年10月3日土曜日
Hardy ST GEORGE Limited Edition 3"
今回はハーディーのセント・ジョージ 3インチの復刻版を紹介します。
このリールは2003年に2 9/16インチの所謂セント・ジョージJrサイズと同時に限定発売されたものです。Jrサイズは当時ハウス・オブ・ハーディ社の輸入代理店であったイナガキが販売していましたが、3インチはなぜか日本では正規販売されず、私のリールは群馬の某フライショップが独自に並行輸入したものです。同梱されていた取扱い説明書によると、2 9/16インチは右巻きのみ、3インチは右巻きと左巻きが製造されたようです。私のリールは左巻きです。
1998年から2003年にかけて、ハウス・オブ・ハーディ社からは往年のモデルの復刻版が数多く復刻されました(これについては次回以降のブログで書きたいと思います)。このリールもその中の一つです。
セント・ジョージ3インチ復刻版は、Jrサイズと合わせて数年前にもブラックとスピットファイア―の2つもモデルが販売されていましたが、2003年モデルとはディテールが異なります。
2003年モデルはリールフットがブラスのリブ・フットですが、数年前に発売されたモデルはアルミのスムースフットになっていました。また、ハンドル・ノブの材質は2003年モデルがオリジナルと同じ黒の樹脂であるのに対し、アイボリー調の樹脂になっていました。ラッチカバーのディテールも異なります。
私がこのリールを入手してから17年が経ちますが、実は未だ一度も使ったことがなく、ラインさえも巻いていません。セント・ジョージはパーフェクトほど重くありませんし、3インチサイズは4番あるいは5番ラインを巻いてバンブーロッドで使用するのにもってこいのサイズと重量です。フリースのKatana 735やAntigravity #5あたりに合わせて使おうと思って購入しましたが、使用機会のないまま月日が流れてしまいました。未使用ではありますが、手放すことができない、お気に入りのリールの1つです。
2020年9月26日土曜日
Hardy Marquis(その4)Gold Marquis
マーキスの最終回はゴールドマーキスです。
ゴールドマーキスは1981年に当時のチャールズ皇太子とダイアナ妃の成婚を記念して、日本でのみ販売された限定モデルです。サイズは#4、#5、#6の3種類が発売されました。私のリールは、#5と#6です。
#5にはWF-4Fを巻いて使用しています。直径3インチ(約76mm)ですので、7フィート6インチのバンブーロッドにマッチするサイズです。上品なゴールドカラーは、バンブーロッドにも良く似合います。
ハーディ・ブラザース時代のリールなので、本体の刻印は「Made by Hardy Bros Ltd England」、ケースは黒ジップケースです。「Limited Edition For Japan」の刻印もされています。
1981年というと、私がまだフライフィッシングを始める前で、当時はアングラーズ・リサーチ社がハーディとコートランドの代理店を務めており、月刊フィッシングのハーディの広告を眺めては、ハーディのリールに憧れていました。まだ日本のフライフィッシングの黎明期ともいえる時代でしたが、このリールやオービスの昔のグラファイトロッドを手にすると、その頃の古き良き時代が蘇ります。
2020年9月19日土曜日
Hardy Marquis(その3)Silver Marquis
マーキスの3回目は、シルバーマーキスを紹介します。
シルバーマーキスは、スプールがシルバーフェイスと同じポリッシュシルバーのリムとシルバーの組み合わせで本体がシルバーのモデルです。
オリジナルのシルバーマーキスは、コータックが代理店を務めていた1980年代に限定生産されたものですが、前回のシルバーフェイスと同様に、イナガキが代理店時代に復刻版が発売されています。
左のマーキス#5がオリジナルの限定生産モデル、右のマーキス#6が復刻版です。
オリジナル限定生産モデルと復刻版は、基本的に同じリールですが、ディテールが異なります。まず、本体の「MARQUIS」の文字が、オリジナルでは円弧状に刻印されているのに対し、復刻版では直線状に刻印されています。ライン番手を示す数字もオリジナルは数字の前に「#」が付いていますが、復刻版ではありません。また、オリジナルが「Made by Hardy Bros Ltd England」と刻印されているのに対し、復刻版では「Made by House of Hardy Ltd England」となっています。これらの特徴は、前回のシルバーフェイスでも同じです。
また、製造された年代に応じて、復刻版のフットの方がオリジナルよりも厚くなっています。
リールケースは、オリジナルが黒のレザーケースに対し、復刻版はブルーのジップケースです。
ちなみにハウス・オブ・ハーディ時代までのハーディリールのラインキャパシティは、実際よりもバッキングの量を多くカタログに書かれていることが多いのですが、マーキスはナロースプールなのでカタログに表記されているラインキャパシティ自体も少なくなっています。私はマーキス#6以上のサイズでは、モデル名と同じ番手のウェイトフォワードのフローティングラインを巻いて使用していますが、マーキス#5ではWF-4Fを巻いています。これからオールドマーキスの購入を検討されている方は、得にダブルテーパーを使用する場合は注意された方が良いと思います。
2020年9月12日土曜日
Hardy Marquis(その2)Silver face
マーキスの2回目は、シルバーフェイス・マーキスです。
このシルバーフェイスというのは後々になって呼ばれるようになった通称で、スプールがシルバー、本体がガンメタルのものを指します。
マーキスは発売当初、このカラーコンビネーションが標準でしたが、1980年代に日本向けに後に通称シルバーリムと呼ばれるスプールが本体と同じガンメタルにシルバーのリムのモデルが発売され、その後それが標準カラーとなります。このシルバーリムと区別するために名付けられたのが、シルバーフェイスという通称です。
マーキスはハウス・オブ・ハーディ時代の終わりに、シルバーリムからリールフット以外は全身ガンメタルに変更され、これがオリジナル・マーキスの最終モデルとなります。
マーキスはハウス・オブ・ハーディ時代に、ラージ・アーバーの流行に伴い製造中止となりますが、数年前にマーキスLWTと名前を変えて復活しています。このマーキスLWTは、シルバーリムを継承した外観となっていますが、ラッチカバーがスリースクリューになり、プラスチックのシャフトカバーがなくなるなど、オリジナルのマーキスとは随分趣の異なるリールになっています。
マーキスの歴史を複雑にしているのは、ハウス・オブ・ハーディ時代に復刻された、シルバーフェイスとシルバーマーキスの存在です(シルバーマーキスについては次回のブログで紹介します)。
今回のブログの写真の2台のマーキスは、私が所有しているシルバーフェイスですが、ともにハウス・オブ・ハーディ時代に復刻されたものです。
ハーディは、イナガキが代理店を務めていた1990年代後半から2000年代にかけて、カスカペディア、ブグレー(ボーグル)、パーフェクト、セントジョージJrといった往年の名機を復刻させました。シルバーフェイス・マーキスも、その中の一つでした。
オリジナルのシルバーフェイスは、ハーディ・ブラザーズ時代に販売されていたものなので、本体の刻印は「Made by Hardy Bros Ltd England」となっていますが、復刻盤では「Made by House of Hardy Ltd England」となっています。また、表面処理が微妙に異なるのか、ガンメタルカラーの本体の質感もオリジナルと復刻版では若干異なります。
2020年9月5日土曜日
Hardy Marquis(その1)
今回から数回に渡り、ハーディの代表作であるマーキスについて紹介します。
マーキスはハーディのリールの中では比較的新しいモデルですが、製造開始は1969年ですので、かれこれ50年以上の歴史があります。
もともとマーキスは、アメリカのサイエンティフィック・アングラーズ社のOEMとして設計、製造されたもので、アメリカでは同社からシステム・シリーズとして販売されていました。アメリカ以外の国ではハーディがマーキスの名前で販売しており、発売当初はシステム・シリーズと区別するため、ラッチカバーがハーディのトレードマークである王冠になっていました。
マーキスは、2、3番ライン用のマーキス2/3からマーキス・サーモン#3まで、ハーディリールの中でも最も幅広いサイズ構成となっており、このことからもこのリールが当時のハーディの主力製品であったことが窺われます。
マーキスは、当時のラインナップの中では、ライトウェイト・シリーズの下記に位置するモデルで、ハーディのリールの中では比較的お手頃な価格設定となっていました。
日本でも、ハーディのライトウェイト・シリーズ、オービスのCFOと並び、1970年代から1980年代にかけて最も人気のあったリールの1つでした。
マーキスは、ポリッシュ加工されたスプールリムが外観上の特徴ですが、高級感のあるスプール側とは対照的に、本体側は大変シンプルで、シャフトカバーがプラスチックであったりと、コストダウンを図ったと思わせる作りになっています。しかし、マーキス・ファンにはこのややチープさを感じさせるところも魅力の一つになっているようです。
また、クリック音も、ライトウェイト・シリーズに比べて、ガリガリと大きく粗野な印象ですが、これも逆にマーキスの魅力の一つとなっています。
2020年8月29日土曜日
Hardy Sovereign 2000(その3)
ソブリン2000の最終回では、その先代のモデルであるソブリンと比較してみたいと思います。私のソブリン2000は5番ライン用の#5ですので、ソブリン5/6/7と比較してみます。
スプール径はともに3インチ(約76mm)で同じです。ラインキャパシティも同じだと思います。ハウス・オブ・ハーディ時代までのハーディのリールは、実際のラインキャパシティよりもバッキングの量が多くカタログに書かれているのが普通でした。そのため、ソブリン5/6/7はその名の通り、7番ラインまで適合することになっていますが、フローティングラインである程度のバッキングラインを巻くことを考えると、5番ラインが適切だと思います。同じサイズのソブリン2000が5番ライン用となっているのは、やはりソルトウォーターでの使用を考慮し、十分なバッキングラインを巻くことを前提にしているためだと考えられます。
ソブリン2000のディスクノブは、ソブリンに比べ厚みがあります。ディスクノブの中身を見ることはできませんが、ソブリン2000ではドラグを強化するために、ディスクワッシャーの数が多かったり、強いスプリングが内蔵されているためと思われます。
ソブリン2000のディスクノブには、側面にゴムのOリングが2個装着されており、滑りにくくなっています。ノブのクリックはソブリンよりも細かく、ドラグの強さをより細かく調整できるようになっています。
ソブリンがフレームを持つアウトスプール構造に対し、ソブリン2000ではフレームレスとなっています。
ソブリンではウッドの小ぶりなハンドルが装着されていますが、ソブリン2000ではリールを使ったやり取りを想定して、テーパーのついたより大型のものが装着されています。
ディスクドラグ機構は基本的に同じですが、ソブリン2000ではドッグクラッチの径が大きくなっています。このあたりも、より大型の魚を相手にすることを想定したものと思われます。
最後に細かい点ですが、ソブリンではスプール背面のプレートの刻印が「PAT APP(特許申請中)」となっているのに対し、ソブリン2000ではイギリスとアメリカの特許番号が記載されていますので、巻き手方向の切り替え機構がソブリン2000の発売前に権利化されていたようです。
2020年8月22日土曜日
Hardy Sovereign 2000(その2)
ソブリン2000の2回目は、ディスクドラグ機構について書きたいと思います。
ソブリン2000のディスクドラグは、基本的にソブリンと同じメカニズムです。ドラグの強さはリール背面のドラグノブで調整できるようになっています。ドラグノブには細かいクリックが内蔵されており、ドラグの強さを微調整できるようになっています。
ドラグノブの上にあるノブは、逆転時のクリックのオン/オフを切り替えるためのもので、これもソブリンと同じメカニズムです。
クラッチ機構はドッグクラッチタイプで、爪はスプール側に内蔵されており、スプール裏面のノブで右手巻きと左手巻きをワンタッチで切り替えられるようになっています。ハーディはイギリスとアメリカでこの機構の特許権を取得しており、爪が内蔵されたプレートに特許番号が刻印されています。
本体側の機構は、基本的にソブリンと同じです。スプールシャフトにはボールベアリングが2個装着されています。ディスクパッドはドラグノブ内に内蔵されており、外から見ることはできません。ディスクパッドには、炭素繊維(AVCARB)が使用されています。
ソブリンのディスクドラグのメカニズム詳細については、以前のブログで紹介しましたので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。
次回はソブリン2000とオリジナルのソブリンを比較してみたいと思います。
2020年8月15日土曜日
Hardy Sovereign 2000(その1)
今回からハーディのリールの中でもマイナーなソブリン2000を数回にわたって紹介します。
ソブリン2000はソブリンの後継機種として発売された、当時のハーディのラインナップでは最上位機種のリールでした。ソブリン2000という名前ですが、発売は1990年代の終わりでした。ちなみにソブリン2000が発売後、ソブリンはソブリン2000と区別するため、通称ソブリンゴールドと呼ばれていました。
ソブリン2000は、ディスクドラグ機構など基本的な設計は、ソブリンを継承していますが、マットブラックのカラーが表しているように、ソルトウォーターでの使用を意識したリールになっています。当時、アメリカを中心に世界的にソルトウォーターでのフライフィッシングが流行しており、エーベルを始めとする新興フライリールメーカーが人気を集めていました。しかし、当時のハーディにはソルトウォーター用のリールがなかったため、ソブリンをソルトウォーター対応にモデルチェンジしたものがソブリン2000の成り立ちだと思われます。
ソブリン2000は、強力でスムースなディスクドラグを有し、ハーディらしい外観を持った高性能なリールでしたが、あまり人気がなかったようで、短期間で生産終了となってしまいました。当時はイナガキが輸入代理店でしたが、モデル末期(おそらく生産終了後)は大幅な値引きで販売されていました。
当時のハーディのリールは、最初の生産ロットはシリアルナンバーがリールに記されているものが多く、私のリールにもドラグノブに「357」というシリアルナンバーが記されています。私のリールは、モデル末期のセールで購入したものにも関わらず、シリアルナンバー付きでしたので、ソブリン2000は不人気のため、ファーストロットしか生産されなかったのかもしれません。
2020年6月28日日曜日
Hardy JLH(その4)Ultralite Disc
ハーディJLHの最終回は、ウルトラライト・ディスクのディスク・ドラグ機構について書きます。
ディスクドラグの心臓部であるディスクプレートは、本来裏面のドラグノブの中に内蔵されており、水やダスト、砂など異物の侵入を防ぐため密閉型になっています。そのため、クリックタイプのJLHウルトラライトに比べ、ノブの厚みが厚くなっています。
スプール内部にはローラータイプのワンウェイ・クラッチが内蔵されています。上の写真で、スプールシャフトが貫通する穴の内面に3つのローラーが見えていますが、このローラーのついた部品がワンウェイ・クラッチです。ローラータイプのワンウェイ・クラッチは、正転方向ではローラーがフリーに回転して、ローラーベアリングとして働きますが、逆転方向ではローラーが回転できないようになっており、文字通り一方向にしか回転できないベアリングになっています。
そのため、正転時(ライン巻き取り時)は、リール本体に装着されたスプールシャフトを軸にスプールがフリーで回転しますが、逆転時(ライン引き出し時)はスプールがシャフトに固定されます。
巻き手方向の変更は、スプール裏面のプレートの3本のマイナスネジを取り外し、ワンウェイ・クラッチをひっくり返して再装着します。
引き出し時はスプールとシャフトがロックされた状態でシャフトが回転し、ドラグノブ内に内蔵されたディスクプレートとの摩擦力でドラグがかかる仕組みになっています。
リール本体の内側には樹脂製のバネと爪が装着されており、スプール裏面のギアと噛み合うことにより巻き取り時、引き出し時ともにクリック音がでるようになっています。
以前このブログで紹介したマリエットMRもローラータイプのワンウェイ・クラッチを使ったディスクドラグを装備していますが、ウルトラライト・ディスクで使用されているワンウェイ・クラッチはベアリングメーカーの既製品だと思います。
このタイプのディスク・ドラグ機構は、大きなトルクには容量が足りないのでソルト・ウォーターで大物を狙うようなリールには不向きですが、部品点数が少なく軽量にできること、巻き手の方向が簡単にできるといったメリットがあるため、トラウト用のディスク・ドラグに適した機構だと思います。
2020年6月20日土曜日
Hardy JLH(その3)Ultralite Disc
ハーディJLHの3回目は、ウルトラライト・ディスクを紹介します。
ウルトラライト・ディスクは、JLHバーストックのディスク・ドラグ版で、後から追加されたモデルです。ドラグ機構以外はJLHバーストック、ゴールデンJLHウルトラライトと基本的に同じリールですが、なぜか名前からJLHが消えています。
上の写真の黒いリールがオリジナルのウルトラライト・ディスクで、ブラウンのリールがゴールデン・ウルトラライト・ディクスです。私のウルトラライト・ディスクはモデル後期のものなので、発売当時のモデルとはハンドルノブ、ディスクノブのディテールが異なります。
ブラウンのゴールデン・ウルトラライト・ディスクのサイズは#6、ブラックのウルトラライト・ディスクは#7です。私は#6にはWF-6Fを、#7にはWF-7Fを巻いて使用しています。
ウルトラライト・ディスクはリール本体背面中央のノブでドラグの強さを調整することができます。およそ3/8回転で最弱から最強まで調整できますので、瞬時にドラグを緩めたり、強めたりすることが可能です。強さの調整は9段階です。
最強でもフルロックにはなりませんが、このリールは基本的に淡水用のリールなので、十分な強度と言えます。
このリールに限らず、私の釣りではディスク・ドラグの恩恵を受けることはほとんどないので、クリックタイプのゴールデンJLHウルトラライトでも十分なのですが、極細ティペットを使ったミッジの釣りや、鯉釣りなど瞬時にドラグの強さを変えない釣りなのには、ディスク・ドラグは効果的です。また、バックラッシュが起きにくいのも、ディスク・ドラグの利点だと思います。
2020年6月13日土曜日
Hardy JLH(その2)Golden JLH Ultralite
ハーディJLHの2回目は、ゴールデンJLHウルトラライトを紹介します。
私はオリジナルのJLHバーストックを所有していないので、断定はできませんが、ゴールデンJLHウルトラライトとJLHバーストックは、カラー以外は全く同じリールだと思います。可変タイプのクリックを装備した、アウトスプールリールです。
クリックの強さは、リール本体背面中央にある大きなノブで調整することができます。クリック機構(ハーディではチェックと呼んでいます)は、おそらくサンビームと同じだと思います。
私が持っているのは、直径約70mmの#2/3/4と直径約76mmの#5です。私はラインに巻き癖が付きにくいように、ある程度バッキングラインを巻いて使用しますので、#2/3/4は3番ラインで、#5は4番ラインで使っています。
デザインは、サンビーム、プリンスなどの流れを汲んだいかにもハーディらしいものです。カラーは、ゴールデンブラウンとシャンパンゴールドの上品な組み合わせで、バンブーロッドにも良く似合うと思います。
本体のゴールデンブラウンは、全く同じ色を出すのが難しいようで、私のリールも微妙に色が異なります。
ライトウェイトシリーズや、マーキスシリーズなどに比べて、肉薄な設計になっており、その名の通り見た目はウルトラライトですが、同じサイズのライトウェイトシリーズと比べてそれほど重量は変わらないと思います。
このリールは、長い歴史のあるライトウェイトシリーズやマーキスに比べ、発売されていた年数が短かったため、ハーディのリールの中ではそれほどメジャーな存在ではないように思いますが、歴史あるハーディリールの流れを継承した最後のリールだと思いますし、デザイン的にも機能的にも大変優れたリールだと思います。
2020年6月6日土曜日
Hardy JLH(その1)
今回から数回に分けて、ハーディのJLHバーストックについて書きたいと思います。
JLHバーストックは、1990年代の前半、ハウス・オブ・ハーディ時代に新製品として発売されたリールです。JLHは、ハーディ一族でハーディ社の経営に関わった最後の人物、ジェームズ・L・ハーディの頭文字で、JLHバーストックは彼の引退記念モデルとして発売されました。
その名の通り、ハーディの量産カタログモデルとして、初めてバーストック材からの削り出しで製作されたリールと言われています。しかし、私の記憶では、JLHバーストックの数年前に発売されたソブリンが最初の削り出しリールだと思います。
オリジナルのJLHバーストックは、クリックの強さを調整可能なアウトスプールタイプのリールで、カラーはグレイでした。
私の所有しているリールは、JLHバーストックの派生モデルのゴールデンJLHウルトラライトと、ウルトラライト・ディスク、ゴールデン・ウルトラライト・ディスクです。ウルトラライト・ディスクでは名前からJLHが消えてしまっていますが、ディスク・ドラグとカラー以外は、JLHバーストックと同じリールなので、JLHシリーズということで、まとめて紹介させていただきます。
JLHシリーズはハーディ一族が関与した最後のリールで、このリール以降に発売されたカタログモデルは、デザインがそれまでのものとは随分異なったものになりました。JLHは、セント・ジョージに始まり、ライトウェイトシリーズ、マーキス、サンビーム、プリンス、ソブリンと続いてきたハーディの歴史の中で、ハーディらしい最後のリールだと思います。
2019年12月14日土曜日
Hardy The Sovereign 3/4/5
前回のソブリン5/6/7に引き続き、今回はソブリンの最小モデル、ソブリン3/4/5を紹介します。
ソブリン3/4/5は、その名前の通り、3、4、5番ライン用のリールですが、直径が70mmと小さいため、3番もしくは4番ラインで使用するのが良いと思います。
私はフリースのKatana704で使用するために、このリールを入手したので、WF-4Fを巻いて使用しています。
ソブリン5/6/7と比較すると、直径が6mmしか変わりませんが、見た目はかなり小さく見えます。
ドラグ機構とクリック機構は、ソブリン5/6/7と同じ仕組みですが、ドッグ・クラッチ、クリック用の歯車、ディスク・プレートの直径が、ソブリン5/6/7に比べて小さくなっています。
ディスク・プレートの直径が小さいと言っても、ドラグは十分強力で、最強にするとほぼフルロック状態になります。
Katana704を入手して何年かは、Katana704とソブリン3/4/5との組み合わせでばかり釣りをしていましたので、随分渓流で転んだりぶつけたりして、スプールの外周など傷だらけなのですが、ホームグラウンドの渓流だけでなく、北海道や福島、福井など、全国各地の渓流で釣りをした思い出深いリールです。


















































