2020年9月19日土曜日
Hardy Marquis(その3)Silver Marquis
マーキスの3回目は、シルバーマーキスを紹介します。
シルバーマーキスは、スプールがシルバーフェイスと同じポリッシュシルバーのリムとシルバーの組み合わせで本体がシルバーのモデルです。
オリジナルのシルバーマーキスは、コータックが代理店を務めていた1980年代に限定生産されたものですが、前回のシルバーフェイスと同様に、イナガキが代理店時代に復刻版が発売されています。
左のマーキス#5がオリジナルの限定生産モデル、右のマーキス#6が復刻版です。
オリジナル限定生産モデルと復刻版は、基本的に同じリールですが、ディテールが異なります。まず、本体の「MARQUIS」の文字が、オリジナルでは円弧状に刻印されているのに対し、復刻版では直線状に刻印されています。ライン番手を示す数字もオリジナルは数字の前に「#」が付いていますが、復刻版ではありません。また、オリジナルが「Made by Hardy Bros Ltd England」と刻印されているのに対し、復刻版では「Made by House of Hardy Ltd England」となっています。これらの特徴は、前回のシルバーフェイスでも同じです。
また、製造された年代に応じて、復刻版のフットの方がオリジナルよりも厚くなっています。
リールケースは、オリジナルが黒のレザーケースに対し、復刻版はブルーのジップケースです。
ちなみにハウス・オブ・ハーディ時代までのハーディリールのラインキャパシティは、実際よりもバッキングの量を多くカタログに書かれていることが多いのですが、マーキスはナロースプールなのでカタログに表記されているラインキャパシティ自体も少なくなっています。私はマーキス#6以上のサイズでは、モデル名と同じ番手のウェイトフォワードのフローティングラインを巻いて使用していますが、マーキス#5ではWF-4Fを巻いています。これからオールドマーキスの購入を検討されている方は、得にダブルテーパーを使用する場合は注意された方が良いと思います。
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