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2025年10月11日土曜日

Brightliver 6' fiberglass spinning rod(その2)


 Brighltliverのフライロッドブランクを使った6フィート、3ピースのグラススピニングロッドが完成しました。

 ブランクはUDグラスの1番ライン用のフライロッドです。
 グリップはリッツタイプで、リアグリップがコルク7個分、フォアグリップが3個分と依頼者のご要望により小さくしています。リールシートはフォアグリップを回して固定するスクリューロックタイプで、ネジやナットが手に触れる部分に露出しないようになっています。
 ガイドはFujiのチタンフレームのSiCガイドです。
 ラッピングスレッドはブランクと同じような色をご希望でしたので、薄いオレンジのナイロンAスレッドを使用しました。


 バットエンドとメジャリングラップはメタリックゴールドです。ご希望によりフックキーパーを装着しています。


 ご依頼者は管理釣り場で1gのプラグを投げる6フィートの柔らかい竿が欲しいとのことで、市販のスピニングブランクではご希望に沿うような柔らかいものがなかったため、フライロッドのブランクを使用しました。

 このブランクは元々オイカワ釣り用のフライロッドです。未だフライロッドとして組み立ててキャスティングしたことはないのですが、ティップから曲がっていくプログレッシブ・アクションでキャスティングしやすそうな印象です。グラス素材ですので、オイカワ用の竿として十分なしなやかさを有していますし、かといってボテボテの竿ではありませんので、オイカワ用のフライロッドとしても大変良い竿なのではないかと思います。ティップの直径が1.4mmしかないことからも、このブランクの繊細さとシャープさを想像いただけると思います。

 このブランクはBrightliverに在庫がたくさんあるようですので、カスタムロッド製作をご希望の方は、Yoshiharu Rodsのウェブサイトのお問い合わせフォームから、またはyoshiharu.rod@gmail.comまでお問い合わせください。
 海外からのオーダーも受け付けております。I accept order abroad.


 

2025年10月4日土曜日

Brightliver 6' fiberglass spinning rod(その1)

 

 Brightliverのグラスフライロッドブランクを使ったスピニングロッドのカスタムロッドを製作しました。

 ご依頼者はYoshiharu Rodsの工房を訪問いただいた方で、管理釣り場で1gのプラグを投げる6フィートのグラスのスピニングロッドをご希望でした。市販のスーパーウルトラライトのグラファイトロッドでは硬すぎるとのことで、ちょうど工房にあったBrightliverの6'、1番のオイカワ用UDグラスのフライロッドブランクを振っていただいた結果、このブランクを使ってスピニングロッドを製作することになりました。



 まずブランクにコルクリングとリールシートを接着し、グリップの形状に削り出します。
 6フィートの長さですが、グリップは短い方が良いとのことで、リアグリップはコルクリング7個です。


 ラッピングはブランクに近い色が良いとのことで、オレンジのスレッドを選定。スレッドを巻いた状態では上の写真のような色ですが、エポキシコートするとブランクに近い色になります。


 グリップ上部はオレンジのスレッドにメタリックゴールドのスレッドを3回転の飾り巻き。ご要望によりフックキーパーを装着しました。

 エポキシを3回コートすれば完成です。

2023年6月24日土曜日

MHX S782-2(その2)

 

 オーダー品のサツキマス用スピニング・ロッド、MHX S782-2、6フィート6インチ、2ピースが完成しました。


 スレッドはグリーンを希望とのことで、PRO WRAPの525 Oak Leafを選定。グリップ上部の飾り巻きはゴールドのメタリック・スレッドのピン・ラインを3本です。サツキマス用の竿ということで、ロッド・エンドから40cmの位置にメジャリング・ラップを入れました。



 今回のロッドでは、同じスレッドで強度の必要なガイド部はエポキシがスレッドに完全に染み込むように直接エポキシをコーティング、強度が必要ないグリップ上部、トップガイド、フェルール部はスレッドの色がそのまま出るようにカラー・プリザーバーを塗ってからエポキシをコーティングしています。これはマッキーズの宮坂さんが後年好んで用いていた手法です。

 今年のサツキマスのシーズンはそろそろ終わりですが、これからのシーズン、本流アマゴ釣のりに活躍してくれるものと思います。


2023年6月17日土曜日

MHX S782-2(その1)

 

 スピニング・ロッドのカスタムオーダー品を製作しています。中流でのサツキマス釣りとバス釣りに使用されるとのことで、ブランクはMHXのS782-2を選びました。スペックは6フィート6インチ、2ピース、4〜8lbs、1/16〜5/16ozです。ラインとルアー重量を見るとサツキマスを釣るには少しライトに思いますが、かなりしっかりしたブランクです。

 まずはコルクリングとリールシートをブランクに接着し、グリップを削り出します。グリップはあまり長くない方が良いということで、コルク12個分の152mm、グリップの全長は293mmです。


 スレッドの色はグリーンをご希望とのことで、PRO WRAPのナイロンスレッド、525 Oak leaf。グリップ上部の飾り巻きは、メタリックスレッドのゴールドのピン・ラインを3本です。
 この後ラッピング部にエポキシ・コートすれば完成です。


2021年4月17日土曜日

原田竹竿 5'2"(その2)

 


 以前のブログで紹介した原田竹竿のバンブースピニングロッド、5フィート2インチがグラス・フェルールに進化して修理から戻ってきました。

 元々は旧タイプのバンブー・フェルール仕様だったのですが、ティップ・セクションとミドル・セクションの間のフェルールに不具合が生じたため、最新版のグラス・フェルールに修理してもらいました。


 グラス・パイプの雌フェルールにソリッド・グラスの雄フェルールを差し込む構造になっており、ウィンストンのバンブーロッドのように差し込み部以外がスレッドでラッピングされています。
 修理前のバンブー・フェルールのように、ティップ側が雌、バット側が雄になるのかと思っていましたが、メタル・フェルールと同様にティップ側が雄、バット側が雌になっています。これは竿を仕舞う際に各セクションの長さを同じにするためにこうなったそうです。


 さて、肝心のロッド・アクションの変化ですが、グラス・フェルールにすることにより、全体に若干硬くなったようで、1.5gのブラウニーのフローティング5cmでは少し軽く、3g弱のシンキング・ミノーがちょうど良いように感じました。

 私はフローティング・ミノーを多用しますので、渓流スピニング・ロッドは同じく原田さん作のレイチューン521の方が好みなのですが、如何せんこちらは1ピースと持ち運びに不便なので、進化したこの竿はこれからも活躍してくれると思います。


2019年2月2日土曜日

Matagi TR60 Super Trout-2


 本流でフローティング・バルサ・ミノーで釣りをするためのスピニング・ロッドを作製しました。ブランクは、大阪にあるロッド・ビルディング・ショップ、マタギのオリジナルブランク、TR60 Super Trout-2、6フィート、2ピースです。

 このブランクは、ティップ径が1.08mm、バット径が6.2mmと非常に繊細で、重量が14.4gしかありません。指定ルアー・ウェイトは1.5~3.5gです。私は本流でのアマゴ、イワナ釣りには、ブラウニーの7cm、2.5gをメインで使用するので、ちょうど良さそうです。
 ブランクの素材は、かなり高弾性率のグラファイトを使用しているようです。このような極細でティップで超軽量のブランクが作れるのですから、日本のブランクの製造技術は本当にたいしたものだと感心させられます(国産かどうかは不明ですが・・・)。


 非常にしなやかなティップですが、バットは意外とパワーがありそうです。ただし、太い流れで尺クラスを掛けると、かなりスリリングではないかと予想します。




 今回は、PurpleのスレッドにSunburstの飾り巻きにしてみました。

 ホーム・リバーは、昨年2回ほど大増水でかなり荒れてしまったので、今年はかなり心配ですが、後日ブログでインプレッションで紹介したいと思います。


2018年12月1日土曜日

ufm Trout Stinger BORON TSS-64 Ti


 番外編第3回は、ufmウエダのトラウト用スピニングロッド、トラウト・スティンガーTSS-64 Ti、6フィート4インチ、2ピースを紹介します。


 この竿は、本流でのミノーイング用に購入したもので、主にザウルスのブラウニー7cm(フローティングング)との組み合わせで使用しています。ブラウニー7cmは重量が2.5gと非常に軽いのですが、この竿は適度なしなやかさを持っていますので、充分にロングキャストが可能です。


 ウエダのトラウト用スピニングロッドの中で最も上位モデルのサーフェス・トゥイッチャーSTSシリーズは、過剰ともいえるくらい弾性率の高い素材を使用しているため、ロッドの反発するスピードが極めて速く、キャスティングのフィールが良くないのですが、このトラウト・スティンガーは適度な弾性率の素材を使用しているので、比較的しなやかでキャスティングしやすい竿になっています。



 ウエダの竿は細身で比較的柔らかいのが特徴ですが、この竿も同様で本流の太い流れで尺を超えるヤマメ、アマゴを掛けると、やり取りがなかなかスリリングです。
 この竿も含めウエダの竿の欠点は、ガイドの数が少ないことだと思いますが、これも大きな鱒を掛けた時に、竿のパワーを充分に生かしきれない要因になっていると思います。

 ウエダは残念ながら数年前に会社が無くなってしまいました。多くの釣具メーカーが製造拠点を人件費の安い海外に移転するなか、ウエダは最後まで国内で生産を行っており、ブランクの製造に高い技術を有し、竿の仕上げも丁寧で、ユニークな竿を数多く作っていただけに、非常に残念です。

2018年11月23日金曜日

CASKET Revolution RB48MLS


 今回は、ロッドビルディングについて投稿します。
 弟からの依頼でカスケットのグラファイト渓流スピニングロッド、レボリューションRB48MLS、4フィート8インチ、2ピースを組み立てました。

 さて、いつものようにスパインを出してグリップのコルクの接着から始めようとしたのですが、いきなり問題が発生。このカスケットのブランクは、どうも塗装にラッカーを使っているみたいで、アルコールやエポキシのうすめ液で塗装が溶けることが判明しました。私はブランクの汚れを拭き取ったり、組み立て中にブランクに付着した接着剤等を拭き取るのにアルコールを使いますし、ラッピングのエポキシコートは、特に1回目のコートはうすめ液でかなり薄めたものを塗りますので、このままでは組み立てられません。
 そこで、アルコールを使ってブランクの塗装をすべて落としてから、アルコールに溶けないウレタン塗料を使って、塗装をすることになりました。
 この塗装を落とすという作業は、綺麗に仕上がっているものを取り除くという、いわば後ろ向きな作業ですので、竿を組み立てるという前向きな作業とは異なり、なんとも精神的に疲れるものです。


 リールシートは、いつも使っているAndrew's Fishingのものです。私がお店で厳選した手元にある在庫の中から、弟に現物を見て選んでもらいました。金具もシルバー、ゴールド、ガンメタルの3色の中からガンメタルを選択してもらいました。



  レボリューションシリーズは、2ピースのバットセクションよりもティップセクションが長いワン&ハーフになっています。フェルールがバットにこれだけ近いと、アクションにほとんど影響を与えないと思いますので、ワンピースに近いキャスティングフィールが得られるのではないかと想像します。


 現在のカスケットの竿は、グリップが着脱式になっています(正しくは3ピースということになるのでしょうか・・・)。カスケットの完成品の竿は、グリップにレアウッドを使用した大変高価なものとなっており、希少なウッドを使ったグリップを複数の竿で使いまわせるように配慮したもののようです。
 グリップはボロンを使ったシャフトを購入して組み立てるようになっています。ボロンシャフトは、竿の長さ別に数種類発売されており、この竿に使用したシャフトは5フィート前後の数種類のブランクに適合するようになっています。従って、各ブランクのバット側のフェルールの外径は共通になっており、この竿ではフェルールの手前でブランクがかなり急激なスウェルバットになっています。

 ティップ径はかなり細く、バットまで全体的にかなり細身の竿ですが、かなり弾性率の高い素材を使用しており、ティップから曲がり始めるかなり固めのファストアクションになっています。3.5g以上のシンキングミノーに適しているように思います。
 これだけ細身でスローテーパーでも、パワフルなファストアクションの竿が作れるのは、正に高弾性のグラファイト素材のなせる業だと思います。


2018年11月17日土曜日

原田竹竿 5’2”


 お気に入りの竿の番外編第2弾は、原田竹竿のバンブースピニングロッド、5フィート2インチ、3ピースを紹介します。

 原田竹竿の原田克己さんは、大阪在住のロッドビルダーで、現在は真竹を使ったフライロッドを中心に製作されていますが、渓流ルアー用のスピニングロッドやベイトロッドも製作されています。前回紹介したレイチューンのターゲットも原田さんの手によるものです。

 この竿を作製してもらうにあたり、レイチューンの上原さんにターゲットシリーズの中で1.5gくらいのフローティングミノーから3gくらいまでのシンキングミノーまで使用するのに最適な竿を尋ねたところ、ターゲット503、5フィート、3ピースが最も適しているという回答をいただきました。ターゲット503はトンキンケーンを素材としたメタルフェルールの竿ですが、この竿はターゲット503のテーパーをベースに、素材はトンキンケーンのまま、長さを5フィート2インチに延長し、原田さんお得意のバンブーフェルールで作製してもらいました。


 ターゲット521がティップアクション気味のプログレッシブアクションであるのに対し、この竿はティップが太目のスローテーパーにデザインされており、よりバットに近い箇所から曲がり始めるパラボリック気味のプログレッシブアクションにデザインされています。全体に曲がるアクションにより、1.5gのフローティングミノーがキャスティングでき、バットで負荷を受けるので、3gくらいのシンキングミノーでもキャスティングできるようになっています。
 1.5gのフローティングミノーをキャストする際、ターゲット521はティップが仕事をしますが、この竿は竿全体が仕事をします。全体的にターゲット521よりもパワーがあるので、軽量フローティングミノーを投げる際は、ミノーの重量だけでは竿の曲がりが足りず、キャスターがストロークで竿を曲げてやる必要がありますので、軽量ミノーを投げるにはターゲット521の方が向いていると思います。


 軽量フローティングミノーからシンキングミノーまで使用可能なオールマイティーな竿であるのに加え、3ピースで携帯で便利なため、渓流の状況が分からないような場合や遠征時に便利です。

 私は軽量フローティングミノーが使いやすいターゲット521の方が好みですが、私の友人は、この竿の方がキャスティングしやすいと言っています。このあたりは、使用するルアーと好みの問題だと思います。


2018年11月10日土曜日

Ray Tune Target 521


 これまでお気に入りのフライロッドを紹介してきましたが、今回はその番外編ということで、ルアー用のバンブースピニングロッド、レイチューンのターゲット521、5フィート2インチを紹介します。

 私は本格的にフライフィッシングを始めて以降は、基本的にフライフィッシングオンリーで釣りをしてきましたが、7年ほど前から数年間、渓流のルアーフィッシングに熱くなっていた時期がありました。フライオンリーの人間がルアーをやってみると、新しい発見があったり、フライにはない楽しさがあったりして、ルアーにはルアーの面白さがあるのですが、それはまた別の機会に紹介したいと思います。

 渓流のルアーを始めて最初の頃は、現在主流となっているシンキングミノーの釣りに適したグラファイトロッドを使っていたのですが、渓流ルアーの中でも特にフローティングミノーを使った釣りが気に入ったこともあり、フローティングミノー用の竿ということで出会ったのが、このバンブーロッド、レイチューン ターゲット521です。


 レイチューンは香川在住のハンドメイドルアービルダー、上原徹也さんのブランドで、ハンドメイドバルサミノーや最近ではインジェクションのプラスチックミノーも販売されています。フローティングミノーの釣りが好きな上原さんが、軽量なバルサ製のフローティングミノーの釣りに適した竿を求めて完成したのが、このターゲット521です。竿の共同開発者であり作製は、原田竹竿の原田克己さんです。


 ターゲットには現在4種類のモデルがあり、この521は最初に開発されたモデルですが、ターゲットのラインナップの中で最もフローティングミノーに適した竿です。フローティングミノー専用といっても良いと思います。

 バンブーロッドは、素材の自重で竿が曲がるので、自重が軽く弾性率が高いグラファイトロッドに比べ軽量なフローティングミノーが投げやすいという特性を持ちます。
 ターゲット521は、ティップから順に曲がっていくプログレッシブ・ティップアクションにデザインされており、1.5g程度のバルサフローティングミノーでもキャスティングが容易になっています。シンキングミノーももちろん使用できますが、キャスティングやアクションを加えるのが快適に行えるのは、2.5gくらいまでだと思います。


 この竿の大きな特徴は、ワンピースであることです。ワンピースは持ち運びが不便というデメリットがありますが、フェルールがないため、非常にスムースなアクションで、キャスティングしてみると竿が曲がる際、復元する際にエネルギーの伝達に継ぎ目がなく、フェルールの着いた竿にはない独特のフィーリングがあります。

 軽量なフローティングミノーのキャスティングを最も重視したしなやかな竿のため、あまり大き鱒には向いていないように思いますが、尺ヤマメ、尺イワナには充分対応できるバットパワーは有しています。

 クラシックな雰囲気を持つバンブー素材の竿ですので、カーディナル3やミッチェル308などのクラシックリールにナイロンラインの組み合わせがマッチしているように思われるかもしれませんが、私はシマノの当時最新の超軽量リールにPEラインの組み合わせで使用しています。フェルールがないこと、リールシートに軽量なアルミを使用していることから、バンブーロッドとしては非常に軽量ですし、バンブーロッドはミノーにアクションをつけたり、フッキングややり取りの際に、ティップへの入力を竿自身が吸収しますので、伸びの少ないPEラインが向いているように思います。

 持ち運びは確かに不便ですが、私の好きなフローティングミノーの釣りで非常に軽快な釣りができますので、この竿は何本か所有している渓流スピニングロッドの中でも特に気に入っている竿です。