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2026年9月19日土曜日

Diamondback 7'6" #4-5(その3)

 

 アメリカのお客様からご注文いただいたDiamondback 7フィート6インチ、4-5番、2pcのフライロッドが完成しました。


 グリップはお客様お気に入りのリールシート一体型のハーフウェルズです。リールシートを含めた全長はコルク17個分の217mm、中央付近の最大径は23.9mmです。
 リールシート金具はYoshiharu Rodsオリジナルのニッケルシルバー製のポケット&リングです。
 

 グリップ上部にはニッケルシルバーのワインディングチェックを装着し、GUDEBRODのナイロンAスレッド、5896 dark greenを105 spring greenのティッピングで挟み込む形で飾り巻きしました。カラープリザーバーを使った非透過仕上げです。


 ブランクには"Diamondack”の文字が入っています。ブランクのカラーは90年代の初め頃に販売されていたマリエット・ダイヤモンドと同じモス・グリーンです。


 ガイドラップはPROWRAPのナイロンAスレッド、558 oliveの非透過仕上げです。ストリップガイドはグリーンのメノウリングです。


 トップガイドとフェルール部の飾り巻きは、グリップ上部と同じくdark greenにspring greenのティッピングです。ラッピングはお客様のご希望でマリエット・ダイヤモンドバックを模したものにしました。


 このブランクは古くはレナードのゴールデンシャドーやマリエット・ダイヤモンドバックにも使用されていたものです。ダイヤモンドバックの名前の由来となったガラガラヘビ模様のブランクです。スローテーパーで肉厚のグラファイトにしては重量があるブランクで、全体に曲がるスローな竿です。
 発売されていた当時はバンブーロッドに似ているとも言われていましたが、グラファイトでこのようなアクションの竿は当時も今も珍しく、バンブーロッドが好きな人にも人気がありました。

 ガラガラヘビ模様のダイヤモンドバックのブランクは、随分前に製造中止になってしまいましたが、この竿と同じモス・グリーンの7'6" 4-5番 2pcとゴールデンシャドウと同じブラウンの6'6" 4番 2pcのブランクが、それぞれ1本ずつ在庫がありますので、カスタムロッド製作をご希望の方は、Yoshiharu Rodsのウェブサイトのご注文・問い合わせフォームから、またはyoshiharu.rod@gmail.comまでご連絡ください。
 海外からのご注文も受け付けております。I accept orders abroad.

2026年9月12日土曜日

Diamondback 7'6" #4-5(その2)

 

 Diamondbackのグラファイト7フィート6インチ、4-5番、2ピースをカスタムメイドしました。今回の竿もアメリカのお客様からのご注文です。


 まずブランクにコルクリングを1個ずつ接着し、ご依頼された形状に削り出します。この竿の依頼者はこれまでに何本もご注文いただいている方で、グリップ形状はご依頼者のお気に入りのリールシート一体型のハーフウェルズです。


 この竿のブランクの色は、以前のブログでも紹介したようにマリエット・ダイヤモンドバックで使用されていたものと同じオリーブ・グリーンです。ご依頼者はラッピング・スレッドのカラーをどうするか悩まれていましたが、最終的にマリエット・ダイヤモンドバックを意識した仕上げにすることにしました。

 今回はラッピングをカラープリザーバーを使った非透過仕上げにするので、カラーブリザーバーを塗った後にエポキシをコーティングします。

2026年8月1日土曜日

Blanks in stock(その2)light line graphite fly rods


 前回のブログに続き、Yoshiharu Rodsに在庫のあるフライロッドブランクをご紹介します。

 今回は日本の渓流に適したスペックのSteffen BrothersとDiamondbackのフライロッドブランクで、いずれも既に生産していない貴重なものです。

1.Steffen Brothers Graphite 8' 2-3wt 2pc


 Steffen Brothersは現在シェーン・グレイが経営と生産を受け継いでいますが、こちらはマーク・ステファン時代のSteffen Brothersのグラファイトブランクです。美しいダークブルーカラーのプログレッシブアクションのブランクです。素材はIM6だと思います。フェルールはスピゴットです。
 番手は2-3番ですが、バットがしっかりしているため、大きめのニジマスやブラウンに対しても十分なバットパワーがあると思います。ブランクの在庫は1本だけです。
 カスタムロッド価格 66,000円〜

2.Steffen Brothers Graphite 7'6" 3-4wt 2pc

 こちらもマーク・ステファン時代のダークブルーカラーのブランクでフェルールはスピゴットです。こちらの竿は3-4番指定となっていますが、ブランクの状態だと上記の8フィート、2-3番よりもしなやかに感じます。こちらも典型的なプログレッシブ・アクションの軽量なブランクです。完成品を振ったことはないのですが、すごく良い竿だと思います。
 ただし、こちらのブランクはキャスティングに支障はないと思いますが、ティップセクションのブランクの曲がりがかなり目立ちますので、気にされる方にはお勧めできません。ブランクの在庫は1本のみです。
 カスタムロッド価格 66,000円〜

3.Diamondback 7'6" 4-5wt 2pc 残り1本


 昔懐かしいガラガラヘビ模様のグラファイトブランクです。前回のブログで紹介した6'6" 4番はレナードのGolden Shadowと同じブラウンカラーですが、こちらはスミスのマリエット・ダイヤモンドバックに使用されていたオリーブ・グリーンのブランクです。
 低弾性グラファイトを使用した肉厚のスローテーパーのブランクで、グラファイトとしては重みを感じるブランクです。当時バンブーロッドに似ていると言われていたとおり、ゆっくりしたテンポでキャスティングする必要がありますので、バンブーロッドが好きな方に向いています。この竿については以前のブログでも書いていますので、こちらもご参考ください。
 こちらのブランクは2本在庫がございます。
 カスタムロッド価格 66,000円〜

 カスタムロッドの価格は標準的な外観仕様で製作した場合の価格で、オプションによって価格は変わります。ご希望の仕様にてカスタムロッド製作を行いますので、ご希望の方はYoshiharu Rodsのウェブサイトのご注文、お問い合わせフォームから、もしくはyoshiharu.rod@gmail.comまでご連絡ください。
 海外からのご注文も受け付けております。I accept orders abroad.

 次回は湖やソルトウォーター用の6番ロッドのブランクの在庫をご紹介します。

2026年7月25日土曜日

Blanks in stock(その1)fiberglass fly rods and short fly rods

 

 今回から3回に分けて、現在Yoshiharu Rodsに在庫のあるオリジナルロッド以外のフライロッドのブランクをご紹介します。Ijuin-Rod以外はいずれも既に生産中止、あるいは一点ものの貴重なもので、在庫がなくなり次第終了となります。
 Yoshiharu RodsオリジナルのHirabe 7'3"、6'9"、6'3"、Parabolic Dry Fly、Parabolic Masterについては、基本的に常に在庫がある状況にしています。

 初回の今回はグラスロッド、およびショートロッドのブランクです。

1.Ijuin-Rod Yomogi 7' 3wt 3pc Sold Out


 Ijuin-Rodの代表作、Yomogiの7フィート、3番です。大変柔らかいYomogiシリーズの中でも最も柔らかい竿で、柔らかいスローな竿を好まれる方、最もIjuin-Rodらしい竿を入手したいという方にお勧めです。アクションについてはこちらもご参照ください。
 カスタムロッド価格 66,000円〜

2.Ijuin-Rod Yomogi 7'3" 4wt 3pc


 柔らかいYomogiシリーズの中でも、比較的シャープで扱いやすい7フィート3インチ、4番です。グラスのしなやかさを持ちながら素直なプログレッシブアクションのため、どなたでもキャストしやすい竿です。
 カスタムロッド価格 66,000円〜

3.SCOTT 6'6" 3-4wt 2pc


 2019年に平野釣具で入手した、サンフランシスコ時代のSCOTTのグラスブランクです。その昔、佐々野釣具店主の佐々野さんがサンフランシスコのSCOTTの工房を訪問した際に購入したものだそうで、かなりレアなものです。SCOTTらしい肉薄のファストテーパーのブランクですが、全体が深く曲がる大変しなやかなブランクです。ブランクはグレーのアンサンドフィニッシュです。
 カスタムロッド価格 77,000円〜

4.Diamondback 6'6" 4wt 2pc


 レナードがGolden Shadowに使用していたガラガラヘビ模様のグラファイトブランクです。写真では分かりにくいですが、Golden Shadowに使用されていたのと同じブラウンカラーのブランクです。今やすっかり見かけなくなったスローテーパーで肉厚の全体に曲がるパラボリックアクションのブランクで、全体に張りがあります。
 カスタムロッド価格 77,000円〜


 各ブランクの在庫はそれぞれ1本です。Ijuin-Rodは現行品ですので、在庫がなくなってもIjuin-Rodに在庫がある場合は取り寄せてカスタムロッド製作が可能です。

 カスタムロッドの価格は標準的な外観仕様で製作した場合の価格で、オプションによって価格は変わります。ご希望の仕様にてカスタムロッド製作を行いますので、ご希望の方はYoshiharu Rodsのウェブサイトのご注文、お問い合わせフォームから、もしくはyoshiharu.rod@gmail.comまでご連絡ください。
 海外からのご注文も受け付けております。I accept orders abroad.

 次回は日本の渓流に適した低番手のグラファイトロッドのブランクの在庫をご紹介します。

2019年2月16日土曜日

Rare Blank


 6フィート6インチ、4番、2ピースのレアなブランクを2本入手しました。
 1本はダイヤモンドバックのグラファイト、もう1本はスコットのグラスです。購入先は、バンブーロッド・マニアの間で有名な浮間舟渡の平野釣具です。


 ダイヤモンドバックは、レナードのゴールデン・シャドーに使用されていたものと同じ、おなじみのガラガラヘビ模様のブランクです。ゴールデン・シャドーにこのスペックはなかったようですが、ブランクのカラーはゴールデンシャドーと同じです。

 お店の表示は4番となっていましたが、ダイヤモンドバックの6フィート6インチの2ピースは2番手表示でしたので、おそらくメーカースペックは4、5番、実際は4番の方が適しているものと思います。


 もう1本のスコットですが、これはかなりレアなもののようです。ブランクの色はチャコールグレーなので、最初お店で見つけた時は90年代のファイバータッチかなと思ったのですが、ノリエがスコットの代理店になるより更に前に、佐々野釣具の佐々野さんが直接サンフランシスコにあったスコットの工房で買い付けてきたものだそうです。
 番手表示は3、4番となっていますが、4番の方が合ってそうです。

 この2本の竿は、どちらもパラボリック・アクションという点では共通ですが、素材の違い以外にも設計コンセプトが異なります。
 ダイヤモンドバックは、このシリーズに共通のスローテーパーで肉厚のブランクで、全体的に硬めのパラボリック・アクションです。
 一方スコットは、肉薄のブランクでグラスということを差し引いても太目でファストテーパーになっています。ティップ径はグラスであるスコットの方がむしろ細いくらいです。こちらは、素材が昔のフェノールかポリエステルのレジンを使ったE-glassなので、大変しなやかなブランクです。

 同じスペックのパラボリック・アクションの竿でも、両者は全く異なる正反対のコンセプトで設計され、正確も異なるものとなっており、このあたりがフライロッドの面白いところでもあります。

2019年1月12日土曜日

Diamondback 7'6" #4-5


 昔のダイヤモンドバックのデッドストックのブランクが手に入りましたので、組み上げてみました。スペックは7フィート6インチ、#4、5番になります。

 ダイヤモンドバックは90年代の初め頃にスミスから販売されていた、マリエット・ダイヤモンドバックを2本所有していました。1本は今回組んだ竿と全く同じ7フィート6インチ、#4、5番、もう1本は7フィートの#3、4番です。


 昔のダイヤモンドバックのブランクは、レナードのゴールデン・シャドウシリーズに使用されていたことで有名ですが、マリエット・ダイヤモンドバックはゴールデン・シャドウを意識した仕上げとなっており、オリーブ・グリーンのブランクに合わせてラッピングの色がグリーン調にアレンジされています。
 マリエット・ダイヤモンドバックは、日本の某有名カスタム・ロッド・ビルダーが組み立てていたと何かで読んだ記憶がありますが、非常に美しい仕上がりになっています。

 私が組んだ竿は、私の好みでラス・ピークを意識した仕上げにしています。


 今回組んだブランクは、マリエット・ダイヤモンドバックと全く同じオリーブ・グリーンのカラーですので、ラッピングはダークグリーンにゴールドの飾り巻きとしました。


 このダイヤモンドバックのブランクは、80年代の初め頃に設計されたものですので、比較的低弾性率のグラファイトを用いた肉厚のブランクになっており、現在のグラファイトロッドではほとんど見かけないスローテーパーのパラボリック・アクションの竿です。
 したがって、ゆっくりしたキャスティングストローク(ロングストロークという意味ではありません)で、スロースピードのラインを投げるのに適しています。非常に素直なアクションですが、初心者向けではなく、ある程度キャスティングができる人向きの竿です。バンブーロッドに慣れた人向きとも言えます。


 ラインは4、5番指定で、素振りすると5番のように感じます。しかし、実際にキャスティングしてみると、近距離は問題ありませんが、ある程度ラインを出すとタイトループのコントロールが難しくなるので、4番の方が向いていると思います。私はウェイトフォワードラインが好きなのですが、この竿に関してはダブルテーパーが向いていると思います。


 パラボリックで全体に張りのあるアクションは、ラス・ピークのグラファイト・ロッドに近いと言えますが、3番手ライン指定のラス・ピークが、どのライン番手でも破綻なくキャスティングできるのに対し、ダイヤモンドバックのライン番手の許容範囲は狭いように思います。


 ちなみに、7フィート#3、4番の竿は、3番を乗せても、かなり柔らかい竿で、良い型のイワナを掛けるとなかなかスリリングな竿でした。

追伸:
 同じ7フィート6インチ、#4、5番の新品ブランクがあと2本ありますので、カスタムメイドさせていただきます。
 ご興味のある方は、yoshiharu.rod@gmail.comまでメールでお問い合わせください。グリップ形状、リールシート、ラッピングスレッドの変更等、メールでご相談ください。