2020年6月6日土曜日
Hardy JLH(その1)
今回から数回に分けて、ハーディのJLHバーストックについて書きたいと思います。
JLHバーストックは、1990年代の前半、ハウス・オブ・ハーディ時代に新製品として発売されたリールです。JLHは、ハーディ一族でハーディ社の経営に関わった最後の人物、ジェームズ・L・ハーディの頭文字で、JLHバーストックは彼の引退記念モデルとして発売されました。
その名の通り、ハーディの量産カタログモデルとして、初めてバーストック材からの削り出しで製作されたリールと言われています。しかし、私の記憶では、JLHバーストックの数年前に発売されたソブリンが最初の削り出しリールだと思います。
オリジナルのJLHバーストックは、クリックの強さを調整可能なアウトスプールタイプのリールで、カラーはグレイでした。
私の所有しているリールは、JLHバーストックの派生モデルのゴールデンJLHウルトラライトと、ウルトラライト・ディスク、ゴールデン・ウルトラライト・ディスクです。ウルトラライト・ディスクでは名前からJLHが消えてしまっていますが、ディスク・ドラグとカラー以外は、JLHバーストックと同じリールなので、JLHシリーズということで、まとめて紹介させていただきます。
JLHシリーズはハーディ一族が関与した最後のリールで、このリール以降に発売されたカタログモデルは、デザインがそれまでのものとは随分異なったものになりました。JLHは、セント・ジョージに始まり、ライトウェイトシリーズ、マーキス、サンビーム、プリンス、ソブリンと続いてきたハーディの歴史の中で、ハーディらしい最後のリールだと思います。
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