2020年12月12日土曜日

Hardy reproduction reels(その4)1902 Wide Spool Perfect - Trout Reel


  ハーディ復刻版リール紹介の4回目は、1902 ワイド・スプール・パーフェクト・トラウト・リールを紹介します。

 このリールは、2002年に発売されたもので、1902年モデルのブラス・フェイス・ワイド・スプール・パーフェクトを再現したものです。2 5/8インチ、3インチ、3 1/4インチの3種類のサイズがあり、3台のセットが豪華な革ケース入りで発売されました。3台セットが200セット、単品販売が各サイズ50台の限定販売でした。
 同時に1912年モデルのワイド・スプール・パーフェクトのサーモン・リールも発売され、こちらはスピット・ファイア仕様となっており、サイズは3 3/4インチ、4インチ、4 1/4インチの3種類で、トラウト・リールと同様、革ケース入りの3台セットが200セット、単品販売が各サイズ50台の限定販売でした。


 ピカピカに磨き上げられたブラス・フェイスとシルバーのスプールのコンビネーションが大変美しいリールで、C型バネを用いたキャリパー・チェックを始めとして内部機構が忠実に再現されており、とても100年前に設計されたリールとは思えない、素晴らしい完成度のリールでした。

 日本の鱒釣りで多用する3番から6番ラインに適合するサイズでしたが、2 5/8インチで171g、3インチで232g、3 1/4インチで245gと大変重く、また右巻き専用であったため、結局一度も使用することなく、手放してしまいました。



4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは、2002年発売当時の価格が知りたいのですが、わかりますか?

Yoshiharu Utsumi さんのコメント...

ご質問ありがとうございます。当時の代理店のイナガキから送ってもらっていたインフォメーションのチラシに価格が載っていましたが、引っ越しの際に処分してしまいました。確か3台セットで20万円以上したかと記憶しています。正確にお答えできず恐縮です。

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます、参考になりました。私も昔はイナガキの会員でした。あなたのブログを見て欲しくなり観賞用に買ってしまいました。

Yoshiharu Utsumi さんのコメント...

そうですね。このリールは実際に釣りに使うには重すぎますね。鑑賞、コレクション用としては本当に素晴らしいと思います。これを眺めながら充分お酒が飲めます。