2020年10月10日土曜日

Hardy reproduction reels(その1)

 


 前回紹介したセント・ジョージ3インチも、ハーディの往年の銘機の限定復刻版ですが、1998年にハーディ125周年を記念して発売されたブラスパーフェクトを皮切りに、2003年にかけて当時のハウス・オブ・ハーディ社から毎年のように限定復刻版が発売されました。

 当時私は独身であったこともあり、これらのリールの多くを購入しましたが、重量が重すぎる、あるいは右巻き専用であるといった原因で、一度も使用することがなく、セント・ジョージ1台を残して手放してしまいました。そのため、これから数回に渡って紹介するリールは、私のお気に入りに成り得なかったリールではありますが、これらのリールも150年近い歴史を誇るハーディの歴史の一部ですし、記録としてブログに残しておきたいと思います。

 以前ブログで紹介したシルバー・マーキスやマーキス・シルバーリム、DXフェザーウェイトも、上記の年代に限定発売された復刻版でしたが、マーキスやフェザーウェイトは当時現役で発売されていたリールでしたので、これから紹介するリールは、往年のモデルの復刻版に限らせていただきます。

 1998年から2003年にかけて日本で正規輸入された限定復刻版を古い順に記載すると以下のようになります。

<1998年>

 ・125周年記念 ブラスパーフェクト

 ・125周年記念 ボーグル

<1999年>

 ・セント・ジョージJr

<2001年>

 ・カスカペディア 4/0

 ・ブランズウィック・カスカペディア 1/0

<2002年>

 ・1912 ワイドスプール・パーフェクト スピットファイアー・サーモン

 ・1902 ワイドスプール・パーフェクト トラウト

<2003年>

 ・パーフェクト・スペシャルモデル スピットファイアー

 ・セント・ジョージJr.

 これらのリールが発売された1990年代の終わりから2000年代の初めにかけては、ちょうどハーディの転換期にあたり、ハーディがラージ・アーバーのモダンなニューモデルのリールを発売し始めた頃でした。それと並行して、往年の名機を現代に蘇らせることによって、歴史あるハーディのブランド力の強化を図ったものと想像されます。

 次回からは、上記のうち私がかつて所有してリールを発売年代の古い順に紹介していきたいと思います。


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