2019年7月6日土曜日

ARUMAKAN RODS Bolero


 今回はARUMAKAN RODSのグラスロッド、Bolero、7フィート6インチ、4番を紹介します。

 ARUMAKN RODSは九州の中村さんが個人が作っておられた竿で、この竿を購入した当時は、バンブーロッドとグラスロッドを作っておられました。ちなみにARUMAKANという謎の単語は、作者の中村さんのお名前のローマ字表記をさかさまにしたものです。
 この竿を中村さんに作っていただいたのは、かれこれ10年近く前になりますが、現在中村さんは竿作りを休止されているようです。

 7フィート6インチ、4番というスペックは、一般的な日本の渓流で最も使いやすい仕様ですが、この竿は比較的スローなロッドスピードを持つ、プログレッシブ・アクションなので、近距離をブラインドで釣り上がる釣りよりも、ある程度距離をとってライズをじっくりと狙う釣りに適していると思います。
 私はフライロッドの評価基準として、キャスティングして楽しいかどうかを重視しますが、この竿はループが伸びていく様子やターン・オーバーを竿を通じてしっかり感じ取ることができるので、キャスティングが楽しい竿です。


 竿の仕上げは非常に丁寧に作られており、オリジナルのリールシートは、リングに穴を空けることによってリールの脱着時に指が滑らないように工夫されており、シンプルながら機能性と意匠性を持たせたものになっています。


 この竿は竿おろしに湯原温泉の自然鱒釣り場に持参し、いきなり50cmオーバーの虹鱒をキャッチすることができた、私にとって非常に縁起の良いです。


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