2025年1月11日土曜日

Yoshiharu Rods Hirabe 6'9" #3-4(その1)


 開発を進めていた6フィート9インチ、3-4番、4ピースのオリジナルグラスロッドが完成しました。

 オリジナルロッド第一弾のHirabe 7フィート3インチ、3-4番、4ピースは、日本の渓流でヤマメ、アマゴを釣るための最も汎用的なスペックの竿として開発しました。7フィート3インチという長さは一般的な規模の渓流で非常に使いやすく、また3-4番のグラスロッドとしてはこれより長くなると軽快さが損なわれてくるので、ベストな長さだと考えます。

 しかし、私のホームリバーである中国山地の渓流は、流れが狭く頭上が木々に覆われているところが多く、7フィート3インチでは少し持て余す場合があります。6フィート9インチという長さは、このような小渓流で非常に使いやすい長さで、これよりも短くなるとドリフトや合わせ、魚とのやりとりといった点で釣りが難しくなります。
 そこで、オリジナルロッドの第二弾として小渓流にぴったりな6フィート9インチの竿を開発を進めてきました。


 今回開発した竿は、Hirabe 7フィート3インチと同様にPaul YoungやBob Summersのバンブーロッドが持つModified parabolic actionがベースとなっており、しなやかで軽く、至近距離から遠距離まで最小限の力で楽にキャスティングできるという特徴はそのままに、さらに軽快な竿になっています。
 名前はHirabe(ヒラべ:アマゴの方言)ですが、この竿が必要となる釣り場ではヤマメ、アマゴに加えて、イワナも釣りの対象になりますので、7フィート3インチに比べて少しだけ強い竿になっています。
 4番ライン専用になっても良いつもりで開発を行いましたが、予想に反しお好みに応じて3番ラインでも全く問題なく使える竿になりました。より早いテンポのキャスティングを好まれる方は3番ラインで使っていただくのが良いと思います。


 とても良い竿に仕上がりましたので、すぐにでも製品化したいところですが、現在この竿をベースに6フィート3インチ、4番の竿の開発を進めており、2025年度中に両方の竿を同時に発売する予定です。
 発売は少し先になりますが、少しでも早く入手されたい方はYoshiharu Rodsのウェブサイトのお問い合わせからかyoshiharu.rod@gmail.comまでご連絡下さい。海外からの注文も受け付けております。I accept orders abroad.

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