2020年4月4日土曜日
SMITH Marryat MR(その4)MR7
マリエットMRの最終回は、最小モデルのMR7を紹介します。
MR7の直径は68mmですので、ハーディーのマーキス4よりもほんの少し小さいサイズです。MR7.5との比較は下の写真の通りです。リールの幅はMR7.5と同じです。径が小さい割にワイドスプールですので、カタログ上ではWF-5Fまで巻けることになっています。私はDT-3Fを巻いて使用しています。
最小モデルながら、マリエットMRシリーズ共通のディスクドラグを装備しています。ディスクドラグ付きでも重量は94g(カタログ値)にとどまっています。
残念なことに、現在MR7はマリエットMRシリーズのラインナップの中から消えているので、メーカー在庫がもうなくなったようです。小売店の在庫を探すのも難しいと思います。
スミスはかつてはルアー(バス)と同じくらいフライにも力を入れていて、オリジナルのフライロッドもラインナップしていましたし、オリジナルのバイスも販売していました。マテリアルや完成品フライの品揃えも充実していました。今では数種類のフライリール(これらも生産中止で在庫販売のみかもしれません)と数種類の小物類、マテリアルを扱ってるだけで、往年のスミスを知る者には寂しい限りです。
マリエットMRのリールフットには、MADE IN JAPANと誇らしく刻印されており、如何にも日本製らしい精工で丁寧な作りのリールですが、釣具業界に限らず、日本でものづくりをするのが今や難しくなっているのを、このリールが象徴しているように思えます。
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