マリエットMRの3回目は、MR7.5を紹介します。
MR7.5はMRシリーズの中で小さい方から2番目のサイズのリールです。直径はハーディーのフェザーウェイトと同じ73mmです。日本の渓流で使用するのにちょうど良いサイズです。フェザーウェイトよりも若干ワイドスプールなので、スペック上ではWF-7Fまで巻けることになっています。私はDT-4FとWF-4Fを巻いて使用しています。
前回のブログで紹介したように、MRシリーズに共通のローラークラッチを使用したディスクドラグを装備しています。私は渓流魚を釣るのであれば、クリックドラグで十分だと思っていますが、滑り出しも滑らかなので、細いティペットとミッジフライで大きな鱒を狙う場合やドラグを使ってやり取りをするのに向いています。
ディスクドラグを装備したリールとしては、99g(カタログ値)と軽量な点も魅力です。
カラーは、マリエットMRシリーズ共通のゴールド、ブラウン、ブラックの3色です。ゴールドとブラウンは落ち着いたなかなか良い色だと思いますが、私の経験ではやや個体差があるようで、スペアスプールを購入したら本体と色の濃さが若干違うということがあります。つや消しのブラックは精悍な印象でこれも良いと思います。
マリエットMRシリースの塗装はアルマイト処理なので、ぶつけたりして塗装が剥がれると、結構目立ちます。これはマリエットMRに限ったことではなく、バーストック削り出し+アルマイト処理のリールに共通して言えることです。
昔のハーディーのライトウェイトシリーズやマーキス、オービスのCFOなどは、傷がついたり、塗装が薄くなってきても、それがかえって味になるのですが、そこがマリエットMRの唯一の弱点かもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿