2020年2月8日土曜日

Waterworks Purist ULA P1 Japan Special


 今回もウォーターワークス、ピューリストULAの中から最小モデル、P1を紹介します。

 P1の標準モデルは、前回紹介したP2と同じくシルバーグレイのスプールにブラックのフレームというカラーリングでしたが、今回紹介するP1は確か2004年に日本で300台限定販売されたもので、マホガニーレッドのスプールにグレイのフレームとなっています。重量はカタログスペックで74gと超軽量です。


 P1はWF-3Fくらいまで巻けるので当時日本で大変人気があり、本国のアメリカで生産中止になった後も、日本向けに何年か継続して生産されていました。日本向け限定生産のジャパンスペシャルは、このリール以降も何度か発売されました。


 このリールはフリースのヌードル用に購入したもので、ラインは当時フリースが好んで使用していたコートランドの444クリアクリークのWF-3を巻いて使用していました。

 ヌードルは8フィート2、3番の大変しなやかで軽量な竿なので、軽量なP1との組み合わせは非常にバランスが取れています。ヌードルはもっぱらミッジの釣りに使用していたのですが、P1はクリックドラグながら、逆転時のクリックの強さがちょうどよく、バックラッシュしにくいため、繊細なティペットを用いるミッジの釣りに最適でした。


 レッドというフライリールとしては奇抜なカラーも、フリースの竿と組み合わせると意外と違和感なく、アバンギャルドなフリース竿と良くマッチしていると思います。

 ウォーターワークス/ラムソンは、今も先進的なリールをリリースし続けていますが、ピューリストULAシリーズは、その原点となるリールで、ひと昔前のリールながら、今でも全く古さを感じないリールだと思います。


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