2019年2月9日土曜日

Light Cahill


 今回も、キャッツキル・パターンの中からライト・ケイヒルを紹介します。

 ライト・ケイヒルもマーチ・ブラウンやグレイ・フォックス同様に、キャッツキル地方ではヒラタカゲロウやタニガワカゲロウの仲間を模したフライのようです。
 このフライを日本の渓流でハッチ・マッチャーとして使用する場合は、#12をエルモンヒラタカゲロウの雌のイミテーションとして、#16、#18をコカゲロウとして使用するのが良いと思います。

 私はマーチ・ブラウンとグレイ・フォックスは、汎用的なフライとして使用しますが、ライト・ケイヒルは限定的な使い方をしています。代表的な使い方としては、#12をイブニングライズの釣りで良く使用します。全体的にライトジンジャーの明るい色調なので、光量の落ちたイブニングでも良く見えます。
 もう一つは、4月末から5月初め頃、ミドリカワゲラが沢山ハッチしている時に、#14を使用します。


 このフライも、私はボディをグース・バイオットに変更したものを使用しています。グース・バイオットをボディに巻く際は、タイイングを始める前にあらかじめ水に浸しておくと、柔らかくなって巻きやすくなります。また、グース・バイオットを巻く箇所に少量のヘッド・セメントを塗ってから巻いています。グース・バイオットを巻いた上からヘッド・セメントでコーティングしなくても、十分な強度が得られます。

 ライト・ケイヒルは、私が中学生の頃、まだフライ・フィッシングを始める前に雑誌で目にし、その美しさにあこがれを抱いていたフライで、フライ・フィッシングを始めて一番最初に巻いた思い出のフライです。


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