2018年9月1日土曜日

Orvis(その2)River Master


 今回はオービスのリバーマスター、9フィート6インチ、8番を紹介します。

 この竿は、90年代中頃に名古屋のフライショップ、イナガキで購入したものです。 キャスティング練習用にダイヤモンドバックの8フィート6インチ、5,6番を購入するつもりでイナガキを訪れたところ、代表の川本さんから、そのような投げやすい竿では練習にならないですよとのことで、お勧めされたのがこのリバーマスターでした。
 川本さん曰く、9フィート6番くらいの軽い竿だと腕力で振り回すことができてしまうが、この竿は長くて重いので、腕力で振り回すことができず、また力任せに振り回そうとしても上手くラインが伸びないので、キャスティングの基礎を学ぶのに最適とのことでした。


 なるほど、実際にキャスティングしてみると、長いだけでなく、昔のオービス特有のローモデュラスグラファイトを用いたパラボリックアクションなので、力を抜いて竿を上手く曲げてやらないと、ラインがきれいに伸びません。また、竿が長ければ長いほど、ティップを真っすぐ直線的に動かすのが難しくなりますので、竿を正確に振る練習にもなります。
 川本さんは、この竿は練習すればフォルスキャストなしでフルラインをキャスト可能とおっしゃっていましたので、この竿ではフォルスキャストやフォルスキャストからのシューティングの練習に加えて、15ヤードほどのラインをフォールしながらピックアップ、バックキャストでラインを送り出し、シュートしてフルラインを投げる練習を随分行いました。


 リバーマスターは、昔のオービスグラファイトシリーズ、後のスーパーファインシリーズの中の1本ですが、この竿を購入した当時、スーパーファインシリーズは、オリジナルの仕上げのスーパーファインプレミアム、廉価版のロッキーマウンテン、初心者向けにリールとラインがセットになったグリーマウンテンの3種類があり、この竿はロッキーマウンテンシリーズになります。
 ロッキーマウンテンシリーズは、ブルーのラッピングスレッドが特徴ですが、廉価版とは言え、スーパーファインプレミアムシリーズ同様に非常に丁寧に仕上げられています。


 リバーマスターは、アトランティックサーモン用に設計されたシングルハンドロッドで、脱着可能なエクステンドバットが付属しています。8番ロッドですが、スローなパラボリックアクションの竿なので、シングルハンドスペイキャストにも向いていると思います。

 この竿は、釣りには使ったことがなく、キャスティング練習にのみ使ってきた竿ですが、フライキャスティングは決して腕力で行うものではないということを教えてくれた思い出深い竿です。

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