久しぶりにお気に入りの本の紹介です。今回は川野信之先生の「フライフィッシング用語辞典」です。
この本の著者の川野先生は既にお亡くなりになられたのですが、脳神経外科の先生でした。川野先生とはメールのやり取りだけで直接お会いしたことがないのですが、私のフライフィッシングの師匠である故菊地悦夫さんと親しく、菊地さんからお話をよく伺っていましたので、生前から川野先生と呼ばせていただいていました。
この本は文字通りフライフィッシン用語の辞典で、実に3,275語もの見出し語に対して解説されています。681パージに及ぶ立派な辞典です。
これだけの本を書き上げるには大変なご苦労があったようで、お忙しいお仕事の合間を縫って執筆され完成までに実に十数年かかったそうです。
フライフィッシングの入門書などには、巻末に用語説明が掲載されていたりしますが、これだけ沢山の用語を収録したものはありませんでしたし、フライフィッシング用語の辞書としてはおそらく世界で唯一の本ではないかと思います。
フライフィッシング歴がある程度になると、大抵の専門用語は自然に理解できるようになるので、あえてこの本が必要になることはないですが、普段目や耳にすることが滅多にないような単語も収録されていますので、辞書として使う以外にも最初から順番に読書しても楽しめると思います。
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