渓流ベイト・ロッドのカスタム製作のご依頼を受けて作製していた「The Custom Ghoster」、4フィート6インチのグラス・ロッドが完成しました。(写真のグリップは撮影のために自分のものを装着しています。)
バット・エンドの飾り巻きは、レッドにゴールドのピン・ラインを3本です。レッドのスレッドはノン・カラー・プリザーバー・タイプではない通常のナイロンですので、エポキシのバーニッシュをコーティングすると下地の色が透けるのですが、ブランクが乳白色なので綺麗に発色しています。白色や黄色のような淡色のブランクはスレッドそのままの色が出やすいので、淡色のスレッドが使えるというメリットがあります。
ガイドは軽くしたかったので、価格は少々高くなりますが、チタンフレームのSiCリング・ガイドにしました。一番バット寄りのガイドのみダブル・フットのLKWガイドです。
トップガイド以外の残りのガイドはシングル・フットのKTガイドです。
この竿は、ティップから曲がり始めるプログレッシブ・アクションであることに加え、ソリッド・グラスなのでティップがより柔軟に曲がりますので、渓流で多用するフリップ・キャストが大変行いやすいと思います。
加えてブランクの自重で竿が曲がりやすいので軽量なルアーもキャストしやすく、逆にソリッドの特性で少々重いルアーも扱えると思います。
ソリッド・グラスを選択したのは正解でしたし、ブランクのテーパー設計自体も思っていた以上に渓流ベイトに最適なものとなっていましたので、依頼者の方にもきっと満足していただけるのではないかと思います。
フライ・ロッド以外にも、渓流ベイト、渓流スピニング、トップ・ウォーター用ベイトのカスタムオーダーも受け付けておりますので、ご興味のある方は、yoshiharu.rod@gmail.comまでお問い合わせください。
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