非常に残念なのですが、ステファン・ブラザーズが41年の歴史に幕を下ろすことになりました。
マーク・ステファンからは、かれこれ1年ほど前からそろそろ引退を考えていると聞いており、この半年は沢山のバックオーダーのため予約を受け付けてもらえない状況でした。そして、5月上旬に届いたメールで遂に引退する旨の連絡がありました。
近い将来、その日が来るだろうとは覚悟はしていましたが、本当に残念です。
ステファン・ブラザーズのグラスロッドは、これまでに何度かこのブログで紹介したように、大変素直なプログレッシブ・アクションで、非常に軽く、しなやかさとシャープさを兼ね備えており、多くの人が抱いているグラスロッドのイメージを覆すものでした。また、アメリカの竿ですが、特に2ー3番、3-4番のモデルは大変しなやかで、日本の渓流で20cm前後のヤマメやイワナでも十分楽しめる竿でした。
ステファン・ブラザーズの竿は、今後、マーク自身の手によるプロダクション・モデルも新品で入手することはできませんし、私もブランクからカスタム・オーダーで製作することもできませんが、竿を所有されている方、また中古でこれから入手される方は、大切にしていただければと思います。
私も、自分用に作った7'3"の3-4番モデルは一生の宝物として大切にしたいと思います。
追記:ノースカントリーアングラーの加藤さんから情報をいただきました。Graywolf Rodsがステファン・ブラザーズの事業を引き継ぐそうです。Graywolf Rodsからステファン・ブラザーズのブランクを入手できるようになれば、ブログでお知らせします。
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