Mike McFarlandに特注したブランクで作製したSpruce Creek Parabolic、7フィート2インチ、4番、4ピースが完成しました。
グリップはいつものリールシート一体型のラス・ピークを小振りにしたタイプ、リールシート金具はRECのギャリソン・タイプのニッケルシルバーのポケット&リングです。
フェルールはスピゴットです。上の写真からも分かるように、パラボリック・アクションですが、ティップは繊細です。
ストリッピング・ガイドは、RECのSRMCの#8です。
このブランクは、繊細なティップセクション、テーパーの強いセカンド・セクション、極めて緩やかなテーパーのサード・セクション、ほとんどノンテーパーのバット・セクションから構成されています。
マリオ・ウジニッキの217P4がこの竿と同じ長さ、番手のパラボリック・アクションのグラス・ロッドですが、217P4はこの竿よりもティップがかなり太く、バットセクションはリバースド・テーパーになっています。217P4が典型的なパラボリック・アクション(マリオ曰くTrue Parabolic Action)であるのに対し、この竿はヤングやサマーズの「Modified Parabolic Action」を狙った竿です。
早速ラインを通して振ってみたところ、素振りやベンディング・カーブから想像するほどバットは深く曲がらず、非常に軽快なキャストができます。近距離から遠投まで、全く意識しなくても綺麗なタイトループが真っ直ぐ伸びていくのが最大の利点で、ライン・スラックやテーリング・ループとは無縁です。
4番ライン用としてはやや強めの印象ですが、パラボリック・アクションながら非常に軽快ですので、これはこれで良いと感じました。グラスのボテボテした感じは一切ありません。グラファイトしか使ったことがない方でも全く違和感なく振れると思います。
217P4とも振り比べてみましたが、やはり217P4はもっとバットが良く動きます。217P4もすごく良い竿で私の大好きな竿ですが、おそらく多くの方にはこの竿の方が扱いやすいと思います。ティップが繊細なので、近距離のピンポイント・アキュラシーはこの竿の方が優れていると思います。
試し釣りは未だですが、試し振りで十分素晴らしい竿であることが確認できましたので、このブランクを使ったカスタム・ロッド・メイキングのオーダーを受け付けたいと思います。グリップ、リール・シート、スレッド・カラーなど、お好みの仕様で作製しますので、ご興味のある方は、yoshiharu.rod@gmail.comまでお気軽にお問い合わせ下さい。
2 件のコメント:
Wow very nice!
I like the grip shape & length
Jay
(The Netherlands)
Thank you very much, Jay-san!
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