2019年6月1日土曜日
Parachute Ant
今回は、初夏以降に効果的なパラシュート・アントを紹介します。
テレストリアル・フライとしてポピュラーなパターンなので、わざわざ紹介するまでもないのですが、カゲロウ、トビケラのハッチがひと段落した6月以降の夏場に非常に効果的なフライです。特に真夏に水温が高すぎてヤマメ、イワナの活性が落ちている時にこのフライを流すと、反応が明らかに違うように思います。
ボディは重ねて巻いたスレッドをラッカー等でコーティングしたものや、ピーコックハールを巻いたもの、ビーズを使ったものなどありますが、私はタイイングの容易さと耐久性から、単純に黒のポリプロピレンのダビング材(フライライト)を使用しています。
パラシュートポストは、オレンジやピンクを使った方が良く見えますが、あまり派手な色は使いたくないので、マシュマロファイバーのシナモンを使用しています。FLホワイトよりもシナモンの方が視認性は良いと思います。
同じ時期の同じ渓流でも、その時の川の状態、鱒の活性によって、反応の良いフライは変化しますが、私の場合夏場ですと、未だ日が高いうちはアントパターン、日が沈んで光量が落ちてくると、エルクヘアカディスなどの高く浮いてより視認性の良いフライを使用することが多いです。
蟻は栄養価が高いと聞いたことがありますが、ヤマメ、イワナが蟻を好んで捕食しているのか、夏場の明るいうちは水生昆虫の流下がないためか、夏場のアントパターンは、非常に効果的で、他のフライに神経質な出方をするヤマメ、イワナも、アントパターンにはゆっくりとした出方でガッツリフライを咥えていることが多いように感じます(実際は吸い込んでいるのですが・・・)。
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