2025年3月29日土曜日

Yoshiharu Rods Hirabe 7'3" #3-4(その15)


 Yoshiharu Rodsオリジナルグラスロッド、Hirabe 7'3" #3-4 4pcのカスタムロッドを製作しました。


 まずはブランクにコルクリングを1個ずつ接着し、グリップを削り出します。今回のグリップ形状はYoshiharu Rodsではお馴染みのラス・ピークタイプのシガーを小ぶりにしたものです。展示会等で沢山の方にデモロッドを振っていただいていますが、このグリップ形状は握りやすいと好評です。


 スレッドの色はブランクの色に合わせてグリーン系をご希望とのことで、試し巻きの写真の中から右側のダークグリーンを選定いただきました。透過仕上げの場合、エポキシコートすると色が濃くなるので、試し巻きではアルコールで濡らしてエポキシコートした時に近い状態で写真を撮っています。


 エポキシコートの前のスレッドは上の写真のように鮮やかなグリーンです。今回はオプションのオールティッピング仕上げです。ティッピング用のスレッドはゆず色をご希望ということで、GUDEBRODのNCPスレッドのGoldenrodを使用しました。


 グリップ先端はスレッドを巻き上げて飾り巻きにGoldenrodのスレッドを3回転。ロッドエンドから1尺(=30.3cm)の位置にダークグリーンとGoldenrodのスレッドでメジャリングラップを入れました。


 エポキシコートするとダークグリーンのスレッドの色が濃くなって上の写真のようになります。あと2回エポキシコートを行います。

 Yoshiharu Rodsへのカスタムロッド製作のご依頼は、Yoshiharu Rodsのウェブ・サイトのお問い合わせから、もしくはyohshiharu.rod@gmail.comまでご連絡ください。海外からのご注文も受け付けております。I accept order abroad.

2025年3月22日土曜日

「THE FIBERGLASS FLY RODS」

 

 つり人社から待望のグラスフライロッドに関するムック本、「THE FIBERGLASS FLY RODS」が発売になりました。


 この本の中では新興ビルダーではありますが、Yoshiharu Rodsも掲載いただいています。

 オールカラー、164ページのボリュームで、想像していたよりも遥かに充実した内容です。
 メーカーとしては、古くはFenwick、Winstonから新しいところではEpicやECHOまで、OrvisやScottなどの大手メーカーからMario Wojnicki、C. Barclayなどの個人ビルダーまで、海外のメーカー、個人ビルダーだけでなく、Tiemco、Campanella、FAGUS等の日本のメーカー、Kabuto Rods、Ijuin-rodなどの日本の個人ビルダーまで、幅広く取り上げられています。
 Russ Peak、Dennis Frankeに関する記事やTom Morganが執筆した記事、Larry Kenneyへのインタビュー記事も掲載されています。

 過去のFly FisherやTight Loopに掲載された記事もありますが、取材、インタビュー、写真撮影、記事の執筆とこれだけの内容を1冊の本にまとめ上げるには、Fly Fisherの滝編集長、東知憲さんをはじめスタッフの方々の大変なご苦労があったものと思います。それだけ価値のある内容になっていると思います。

 ただ、海外、国内にはこの本で取り上げられていないメーカーや、私などより古くからグラスロッドを作られており、遥かに有名なビルダーの方も沢山おられますので、これだけ多くのメーカー、ビルダーが取り上げられていても、この本がグラスロッドの全てを網羅していると言えないのも事実です。
 とは言え限られた時間と予算の中では致し方ないことですし、そのような本を作ろうと思うと、この本の何倍ものページ数が必要になるでしょう。

 グラスロッドマニアの方、興味のある方はもちろん、バンブーロッドのファンの方やグラファイトロッドを使っておられる方が読んでも、大変面白い本だと思いますので、是非お買い求めください。

2025年3月15日土曜日

Brightliver Hipster 1702S(その2)

 

 Brightliverのバスバグ用フライロッド、Hipster 1702S、7フィート、7-8番、2ピースのカスタムロッドが完成しました。


 お客様はウッドフィラーのアップロックタイプのリールシートをご希望でしたので、Payneタイプのアルミ金具のものを選定しました。金具がブラックで良ければ、デッドストックのStrubleのU-1をお選びいただくことも可能です。


 グリップ形状は高番手の竿でリールシートがアップロックですのでフルウェルズです。


 ガイドラップはblackのナイロンAスレッドにwhiteのNCPスレッド3回転のオールティッピング仕上げです。
 グリップ上部はフックキーパー付きで、blackのスレッドにwhiteのティッピング。


 ストリッピングガイドはお客様と相談の結果、クリアのクッションリング入りのPerfection ACGの#12を使用し、クラシックな雰囲気にしました。


 ダークブラウンのブランクにblackのラッピングスレッド、whiteのオールティッピングで精悍かつシックな雰囲気に仕上がりました。バットセクションの中央の飾り巻きは、上端がロッドエンドから50cmの位置になるように巻いており、メジャリングラップも兼ねています。

 BrightliverのHipsterシリーズはカヤックやフローターでの使用を想定したバスバグ用のフライロッドです。7フィート、2ピースは今回製作したSグラスの1702SとEグラスの1702Eがラインナップされています。ともに7、8番ラインが適合しますが、1702Sはどちらかというと8番、1702Eは7番が適しています。
 7フィートの竿はBrightliverから発売されていない4ピースの1704Eもあり、こちらもYoshiharu Rodsでカスタムロッドを製作可能です。
 さらに短いロッドをご希望の方には、6フィート6インチ、7-8番、4ピースの1664Eもあります。
 いずれのロッドもグラスロッドながら大変軽快なアクションで容易にキャスティングができる竿ですので、フライフィッシングの経験はないがこれからブラックバスのフライフィッシングを始めてみたいという方にもお勧めの竿です。高番手のグラスロッドですが、ショートロッドでブランクも軽量ですので、軽く感じていただけると思います。

 Brightliverのブランクを使ったカスタムロッド製作をご希望の方は、Yoshiharu Rodsのウェブ・サイトのお問い合わせから、またはyoshiharu.rod@gmail.comまでご連絡下さい。ご希望の仕様にてカスタムロッドを製作します。海外からのオーダーも受け付けています。I accept order abroad.

2025年3月8日土曜日

Brightliver Hipster 1702S(その1)

 

 Brightliverのバスバグ用グラスロッド、Hipster 1702S、7フィート、7-8番、2ピースのカスタムロッド製作を行いました。


 今回のご依頼者はアップロックタイプのリールシートをご希望でしたので、まずブランクにリールシートを接着します。





 コルクリングを1個ずつブランクに接着し、グリップの形状に削り出します。リールシートがアップロックということもあり、グリップの形状はフルウェルズです。
 

 ガイドラップはお客様のリクエストに従いblackのスレッドにwhiteのNCPスレッドを3回転のオールティッピング仕上げです。


 グリップ上部はフックキーパー付きで、こちらもblackのスレッドにwhiteのティッピングです。



 ストリッッピングガイドはお客様と相談の結果、PerfectionのACG #12を装着しました。このガイドも今や貴重品です。

 この後、ラッピング部にエポキシコーティングを3回行って完成です。

2025年3月1日土曜日

Yoshiharu Rods Hirabe 7'3" #3-4(その14)

 

 Yoshiharu Rodsのオリジナルグラスフライロッド、Hirabe 7フィート3インチ、3-4番、4pcが兵庫県宍粟(しそう)市のふるさと納税返礼品に登録されました。

 寄付額は大変高額ですが、ふるさと納税の寄付額の上限がこの金額以上の方であれば、2,000円の負担で実質0円で入手することができます。

 竿の仕様は以前のブログでご紹介したふるさと納税用の特別仕様となっており、オリジナルのアルミケースが付属します。ブランクの色は3色から選んでいただけます。受注生産ですので、ネーム入れも可能です。

 各ふるさと納税のページは下記のリンクからご覧いただけます。

さとふる

ふるなび

楽天市場

ふるさとチョイス

モンベルふるさと納税

auPayふるさと納税


 直接カスタムロッド製作のご依頼をいただいた場合も、同じ仕様で製作することが可能性ですので、Yoshiharu Rodsのウェブサイトのお問い合わせから、もしくはyoshiharu.rod@gmail.comまでご連絡ください。I accept orders abroad.